インターネットサブカルチャーの隆盛、それはさながらエイリアンとの遭遇だった。どこからともなく現れ、意味のわからない言語で会話し合う彼らを人々は奇異の目で観察し、その扱いを図りかねていた。それから十数年、果たして和平は訪れた。エイリアンは人間社会に適応し、人々もまた彼らを受け入れた。
そうしてひとつの文化が死んだのだ。
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