CAVE式のショット切り替えとボムのオーソドックスなアーケードスタイルSTG。見た目、というか配色のセンスがいかにも洋ゲー的なドギツイ感じだが、プレイフィールはそんじょそこらの和ゲーを上回る好感触だ。自機も敵弾も見やすいし、移動やショット切り替えも非常にスムーズ。制作者のワガママで快適なプレイを阻害されるような要素は見当たらない。単純で簡単なことのように思えるが、意外とそのへんできてないゲームというのは多いものだ。特に敵弾の視認性についてはおそらくSTGというジャンルに永遠につきまとう課題だろうな。
しかし小奇麗にまとまりすぎててゲーム的にいまいち地味なところはあるかと思う。何かこのゲーム特有の、コレ!っていう突出したアピールポイントが無いのだ。突出してると言える部分があるとすれば…キャラデザだろうか。かつて美少女に安易に猫耳をつけてケモナーぶる風潮にガチケモ勢がブチギレているという話を聞いたことがあるが、そんな彼らもこのゲームならニッコリ満足に違いない。