何も足さず、何も引かず、まっすぐ王道を往くSTG。稼ぎシステムすら無きに等しく、とにかくぜんぶ壊してぜんぶ避ければそれで勝手にハイスコアが出る。分かりやすい!遊びやすい!あとボスの攻撃がなんだかフィーバロンっぽいところが個人的に注目ポイント。ああいう複合攻撃はいつの間にか珍しくなった気がするなあ。
凝ったシステムや豪華な演出ばかりに目を奪われがちな今日、こういうゲームを見るとハッとさせられるものだ。見た目はすごく難しそうなのに、自分でプレイしてみると意外とスイスイ進めて「もしかしてオレってゲーム上手いんじゃね!?」と気持ちよく勘違いさせてくれる、弾幕STGの原点に立ち返ったような楽しさを持つゲームである。
もちろんいくらかの粗もある。中でも同じ構成の敵編隊が何度も何度も使い回されて出てくるそのワンパターンぶりはちょっといただけない。プレイ時間が短いから引き延ばそうとしたのだろうか?ゲームの基幹部分は良く作られているんだから、そんな三流じみた手法に頼る必要はないと思うのだが…作者の意図が気になるところだ。
[steam] Rysen 1000万over (5周クリア)