自分の動画を分析する

Youtubeにはアップした動画がどのような人物にどれくらい見られているのか、そこそこ詳細なアクセス解析機能が備わっており、チャンネルの管理者だけがそれを閲覧できる。普段ろくに使うことのない機能だが、今回ふとしたきっかけでそこをじっくり観察する機会があったので自分のチャンネルと動画についてちょっと考えてみた。ちなみにこの機能は2017年ごろに実装されたものらしく、それ以前の動画についてはデータ無しという扱いになっているので必ずしも数値が正確であるとは限らないことに注意。

[固定客の比率]

動画勢は配信勢に比べて流動層が多くなる傾向にあると思う。私のチャンネルもほとんどが非登録者だ。つまりこれは私という個人ではなくゲームのプレイ内容そのものを見に来てくれているということだな。それでいい…つまらん男だよ私は。

[国別]

STGは言葉が分からなくても通じ合えるすごいジャンルだ。以前読んだネットの記事では、Youtubeでゲームカテゴリへのアクセスが多い国はブラジル・スペイン・フランスあたりとのことだったが、ここではどれも入っていない。ゲームと一口に言っても国によって人気ジャンルは違うのだろう。

[男女比]

そりゃそうだ、としか。しかもインターネット上では性別を偽るケースが多いので実際はもっと数値に開きがあると思われる。

[年齢層]

そりゃそうだ、としか(2回目)。深読みすればこの数字はアーケードゲームの動画が主体であることが関係しているように思う。近年はゲーセンの激減や家庭用でも同人・インディーズが手軽に遊べるようになったこともあり、若い世代にはアーケードより同人ゲームのほうが馴染みやすい雰囲気になっているのでは。若い子は雷電の動画とか興味ないよね、っていう。そして始まるおっさん天国……。

[動画の再生回数:サンプル1]

続いて動画ごとの具体的な再生数を見ていこう。動画をアップロードしてからの再生回数の推移は多くの場合こんな感じになる。これはほかの投稿者さんも同じじゃないかな。ただし、何もなかった場合の話だ。

[アインハンダー normalノーミス&全シークレット獲得]

何かあった場合の推移。何か、というのが何なのかは正直わからない。たぶんYoutubeやGoogleの検索結果の並び順が変わったとか、有名な人に紹介してもらえたとかだろう。さすがのYoutubeアナリティクスもそこまでは解析してくれない。

[[同人STG] 轟爆嵐 -Rumble Storm- normal 1cc]

これは分かる。アップロード後少し間を置いて爆発的に伸びているが、これはある同人ゲームのブログで轟爆嵐が取り上げられた際、参考動画として私のプレイ動画が紹介されたためだ。まあ発売直後に速攻で買って速攻で攻略して速攻で動画アップしたからちょっとズルいやり方だなこれは。

[R-TYPE Dimensions (Xbox360) R-TYPE 1周]

私のチャンネルで一番再生が多いのがコレなんだが…なんで?特にスーパープレイというわけでもなく1周で終わってるし、その1周も普通に何度も死んでて大して参考にもならないはず。リメイク版ってこともあるが、これは確か発売から1年以上経ってからアップした動画なので目新しさも無いだろう。再生回数が安定せず、たまに思い出したように急に伸びるのも謎だ。分からん。

[怒首領蜂大往生 (Xbox360) Black Label B-EX 2周ALL]

やはりCAVEシューは強い。爆発力はなくても地道に着実に再生が伸びていく。世界中にファンも多いし、何よりゲーム自体が面白いのが最高だぜ(信者脳)。話に聞くと去年(2019年)、最大往生の中古基板に70万円ちかい値段がついたそうだ。これほどの影響力を持ったメーカーが今この時に何もアクションを起こさない(起こせない)でいることに若干の失望とイラ立ちを覚えてしまうのだ。

[配信の視聴者・再生数:サンプル1]

動画ではなく配信とそのアーカイブでの再生回数の推移。動画と同じじゃねーか、と思うが大きく違うのはチャンネル登録者だ。ぶっちゃけ、動画って再生が増えてもチャンネル登録者はあんまり増えないんだよね。多くが流動層だから。しかし配信は再生数に対して登録してくれる人の割合が高い傾向にある。ゲーム動画の主流が動画投稿から配信に移った背景にはそういった事情も関係しているのだろう。

[まとめ:アクセス解析から見えてきたもの]

無いです。

めちゃくちゃ気合い入れた自信作が全然伸びなかったり、上手くもなく編集もろくにしてない微妙なプレイ動画が妙に再生多かったりするし、結局のところどうすりゃいいのかよく分からん!すべては運。ようつべの中の人の気分次第ということだろうか?

ただしこれはYoutubeの利点でもある。スーパープレイができなくても、高度な編集技術がなくても、動画をアップした直後はまったく再生が伸びず絶望したとしても、半年とか1年とか経ってから何かの間違いで急に再生が増える可能性があるのだ。攻めの姿勢でガッツリ配信していくのもいいが、Youtubeで長期的に活動するつもりなら、プレイ動画をポツポツ放流しながらのんびりやるのもいいと思うぞ。

[感謝とお詫び]

最後に…動画にコメント等くれた方、ろくに返信やハートマークつけなくてごめんなさい(土下座)。いやちゃんとチェックしてるしありがたいと思ってるんです。でもそれに対してどう返していいか分からないというのが自分の中にありまして。全部に返信するのは大変だし片っ端からハート押しまくるのもなんか事務的だしみたいなモニョモニョ……。とにかく見てくれてありがとうございます。

2020/02/10

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