録画・配信環境

ここでは私が使っているPCやキャプチャーデバイスなどについて書いていこうと思う。が、はっきり言って参考にならない、というか参考にしてはいけない内容がいくつか含まれるので、そこは自己の責任のもとに判断をお願いしたい。

[PC]

CPU:Ryzen5 2600/3.4GHz/6コア12スレッド
マザーボード:ASUS PRIME B450M-PLUS
メモリ:CFD DDR4-2400/8GB*2
GPU:msi ARMOR/Radeon RX570

私が自作PCを使っているのはAMD信者だからという理由が半分ぐらいを占める。Ryzenの登場以降AMDの攻勢が強まったとは言え、やはり日本国内ではIntelに大きく水をあけられており、PCを買おうとしてもまずAMDを採用しているメーカー、ショップが非常に少ない。選択肢が無い以上、自分で作るしかないのだ。ちなみにこれは動画編集用PCとしてはクソザコレベルのようだ。動画ガチ勢はメモリ64GBとか積んでてビビる。

配信環境としてもこのパーツ選択はよろしくない。何故ならキャプチャ機器の多くはAMD環境での使用を推奨していないからだ。キャプチャーの公式サイトなどをよく見ると「Intel製チップセットを推奨」とか、場合によっては「AMD環境での使用はサポート外」とバッサリ切り捨てているところもある。私の知る限りでAMD環境での動作検証済を明言しているのはアバーメディア製品ぐらいだろうか。PCのスペックが高いとか低いとか以前にデバイスが対応していないのではどうしようもない。ゲームの配信や動画投稿をするならAMDはオススメしない。どうしてもというならグラボぐらいはGeforceを使おう。

[ゲームキャプチャー]

・I-O DATA GV-HUVC
HDMI/最大入出力 1920*1080 60p

見ればわかる通り、入った映像を出力するだけの超絶シンプルなHDMIキャプチャーである。ラグはあるしパススルーなんてもちろんついてないが画質はとてもキレイ。メーカーのコンセプトとしてはデジカメなどによるライブ配信を想定したキャプチャーのようだが、ゲームにも使えるってことで使っている。キャプチャーは音と映像がなるべく高品質で出力できればそれでいい。映像は分配するので遅延も別に気にしない。気になるところがあるとすれば若干熱を持つところだろうか。信号を受信していなくてもUSBポートに接続しているだけでじんわり温かいので、差しっぱなしでずっと放置しておくのはなんか怖い。多少面倒だが使う時だけ抜き差しするようにしている。

おそらく製品としては良いものだと思うのだがひとつ大きな問題がある。

これもAMD非対応。どうしてみんなAMDをいじめるんですか。どうして……。こういった製品をそれでもAMDのマザーボードにぶっ差したらどうなるかと言うと、ぶっちゃけどうも何もない。実は普通に使えたりする。そもそもUSBってそういうモノだしね。私の経験上、この手のメーカーの「非対応」というような文言は一種の予防線のようなもので、「使おうと思えば使えるが何か不具合があっても知らないよ」程度の意味であることが多い。上記のガチAMD環境でこのキャプチャーを使ったところ、当初は映像が止まる不具合に悩まされたもののUSBのケーブルとポートを変えてみたところ安定するようになった。使えるうちは今後もずっとコレを使い続けると思う。

[アップスキャンコンバーター]

・エアリア UP EMPIRE2
入力:コンポジット・S端子/出力:720p・1080p HDMI

使ってるモニターもキャプチャーもHDMI専用なので、そのままではサターンとかドリキャスが遊べない。なのでコレを使って映像をHDMIに変換して接続する。この分野においては一択とされるフレームマイスターに比べてどの程度の差があるのかは分からないが、今まで使ってきた5000円前後のB級アプコンの中ではコレが一番マシだと思った。画質についてはS端子を使えばそれなりに見れるものになるはず。しかしあれこれ買い替えるくらいならケチらず最初からフレームマイスターを買うのが正解だったのでは……?

[HDCPのアレをナニするアレ]

・EWIN HDMIスプリッター
1IN 2OUT

この手の製品はKanaanのボックスタイプのやつが有名だろう。私も以前はそれを使っていたのだが、買って3ヶ月ぐらいしたら出力が不安定になる症状が2機続けて起きたのでこちらに切り替えた。ちなみにKanaanのやつもコレもOEM品で、複数のメーカーから似たような製品が出てるのは全部中身が同じだと思われる。以前のスプリッターが壊れたのは熱が原因だと思ってるので、こちらにはヒートシンクを貼り付けて使っている。1年ほど使った現在、特に問題はなく安定して使えている。

[編集ソフト]

・Aviutl

各種プラグインにより無限の可能性を秘めたソフトだが、編集なんて字幕と早送りぐらいしかできない私はほぼ基本構成のまま使っている。それでもかなり重いのはソフトが32bitだからだろうな。これはPCのスペックを上げてもどうにもならないようだ。

[録画・配信ソフト]

・OBS Studio

以前は録画機能のついたキャプチャを使うなどしていたのだが今は全てコレ1本。これもまた配信でのシーン切り替えとかろくにやらないので、おそらく機能の半分も使っていない。なお出力設定は以下の通り。

録画:
H265エンコード/15000kbps固定ビットレート/1920*1080 60fps
配信:
H264エンコード/9000kbps可変ビットレート/1920*1080 60fps

シューティングは画質よりもフレームレートのほうが重要だと思うのでビットレートを犠牲にしてでも60fpsは絶対死守。30fpsだと古いゲームで点滅処理が起きた時なんかにグラフィックが消えてしまう。H265を使ってるのはただの気分。H264より高画質で録画できるらしいが正直あんまり画質が良くなってるようには見えない。配信設定に関してはYoutube側で推奨されてる設定がある。
https://support.google.com/youtube/answer/2853702
スペックに余裕があるからと言ってこの内容より高いビットレートにしたりすると、それはそれでエラーの原因となるらしい。なのでここは何も考えず書いてあることをそのまま入力すべきだろう。

2020/08/17

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